ピアニスト(ヴォーカリストのみならず)である私たちは、良い呼吸で演奏できるように、日頃から呼吸法をトレーニングして、潜在意識に刷り込んでおくことが必要だと思います。(
◆リラクゼーションセミナーをご参照下さい)
呼吸法は主に吐く息のトレーニングです。吸う息は力を抜くようにします。これを自然に(筋肉を無理に硬直させたりしないで)バランス良くやるのです。
■2つの呼吸法をご紹介します。
1.腹式呼吸
下腹をへこませながら(力まないで)、口からゆっくりと息を吐きます。
次に息を吸う時は、鼻(あるいは鼻と口)からゆっくり、下腹に深く空気を吸い込むように膨らませていきます。あとはまた下腹をへこませながら口から息を吐きます。
2.逆腹式呼吸
上記1(腹式呼吸)の反対、つまり息を吐きながら下腹を膨らませるわけです。
息を吸う時は、膨らませた下腹の力を抜くようにします。
あとはまた下腹を膨らませながら口から息を吐きます。
※私たちは緊張すると、無意識に息を詰めてしまうものです。
呼吸法を応用すれば演奏の出来映えも疲労度もまるで違ってきます。
健康法にもつながりますから、まさに一挙両得ですね。
私は日頃の身のこなし、ひいては生きていく上にも応用して
大きなカを得ています・・・呼吸法は本当に素晴らしいです。